1 証明書がコンビニで簡単に発行できる
私が勤務している名古屋市では取り扱っていないようですが,市区町村によっては,住民票などの証明書をわざわざ役所に取りにいかなくても,コンビニで簡単に発行できる仕組みが作られています。
2 コンビニで取得した証明書の確認方法
もっとも,コンビニのような誰でも気軽に立ち寄れる場所で取得される証明書ですから,偽造されやすいのではないかとの心配もあります。
そのような心配を排除し,証明書として機能させるため,コンビニで発行される証明書には,偽造防止のためにいくつかの工夫がなされています。
⑴ けん制文字
コンビニで取得された証明書をコピーすると「複写」という文字が浮かびあがります。
これが浮かび上がっている場合には,コピーされていることが分かるので,何かしらの手が加えられている可能性があります。
⑵ スクランブル画像
コンビニで発行された証明書の裏面には,スクランブル画像が掲載されています。
このスクランブル画像は,証明書の表面に暗号処理を施し生成されたもので,問合せサイトを通じて,裏面の暗号を解除した画像がパソコンの画面に表示される仕組みになっています。
したがって,表面とパソコン画面を比べて改ざんされていないか確認することができます。
⑶ 偽造防止検出画像
コンビニで交付される証明書の裏面には,偽造防止検出画像が掲載されています。
検出画像の中にある潜像画像を確認することで,証明書が偽造されていないか確認することができます。
具体的には,専用のドライブレコーダーで偽造防止検出画像を映すと,潜像画像が現れる仕組みになっています。
⑴⑵⑶の方法を全てクリアすれば,よほどのことがない限り,コンビニで発行されたその証明書は偽造されていないといってよいでしょう。
⑶については,ドライブレコーダーの使い方を誤ると潜像画像が映らず,見ることができずに偽造防止措置の確認ができないということもあるので,注意が必要です。
本日のブログは以上です。