こんばんは。
弁護士の井川卓磨です。
突然ですが,弁護士にとってスペシャリストを目指すかジェネラリストを目指すかということは一つの分水嶺と言っても過言ではありません。
スペシャリストとは,特定分野について深い知識やノウハウを持っている人をいいます。
また,ジェネラリストとは,広範囲にわたる知識・ノウハウを持つ人のことをいいます。
法分野はさまざまであるため,全ての分野についての深い知識を取得し,ノウハウを習得するということは非常に困難なことです。
ある特定の分野でスペシャリストを目指すには,やはり当該特定分野に関する案件を数多くこなすことが必要です。
また,ジェネラリストを目指すには,特定の分野にこだわらず広い分野の案件をこなすことが必要です。
この2つを両立させることができれば1番良いのですが,先に述べたとおり,非常に困難なものです。
スペシャリスト,ジェネラリストどちらもそれぞれ優れた面もある一方で劣る面もあるのは事実であり,このどちらを目指すのかで悩む弁護士も多くいることでしょう。
ただ,いずれを目指すにしても,1番に大切なことは目の前で自分を頼ってくれる依頼者のために全力を尽くすことであり,その案件に全力で対応していれば自然と弁護士としての力量もあがってくるものです。
弁護士に依頼するという日常生活ではあまり起こり得ない状況の中,結果が大切なことはもちろんですが,依頼をした弁護士がどのくらい真剣に自分の案件に取り組んでくれているのか見ている依頼者は非常に多いことでしょう。
私がもし依頼者となる時には,全く親身でない弁護士に相談するよりも,悩みに寄り添ってくれる弁護士に相談したいと思うものです。
私は,私を頼ってくれる依頼者が私に依頼をしてよかったと心から思ってもらえるような弁護活動をこれからも続けていきたいと考えています。
本日のブログは以上です。
今後もよろしくお願いします。